大月町の貴重な資源であるウバメガシ。
未来もずっとこの製炭業が続くように、苗木を育て、そしてその苗木をまた山へ還す取り組みを続けています。
第10回「ディスカバー農村漁村(むら)の宝」優秀賞・特別賞を受賞しました!
このたび大月町備長炭生産組合が農林水産省及び内閣官房より地域の活性化や所得向上に取り組む優良事例を表彰する第10回「ディスカバーむら(農山漁村)の宝」において、全国638通の応募の中からコミュニティ・地産地消部門で『優秀賞(4)』と『特別賞(10)(山の神賞)』を受賞しました。
2010年2月に大月町備長炭生産組合を立ち上げ、現在に至るまで良質な備長炭を安定的に生産販売し、若者の働き場として定着させてきました。また、備長炭の原木となるウバメガシを将来に残すため、どんぐりを拾い苗木に育て山に還すことで持続可能な産業とすることを目指しています。開催から10年以上の歴史がある植樹祭では幡多農業高等学校や大月小学校の生徒が参加し、苗木作りや植付作業を行うことで地域資源を守ることの大切さを伝える取り組みも行っています。更に、再生可能な伐採方法を和歌山県から学び、それを実践しているところです。
このような活動が付加価値として備長炭の価格向上に繋がり、備長炭生産者や原木の伐採を担う森林組合・自伐林家の所得向上にも貢献していることが評価されました。
●ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワードについてはこちら
●ディスカバー農山漁村の宝:農林水産省
組合長からご挨拶
今までコツコツ続けてきたことがこのような形で評価され素直に嬉しいです。今回の受賞は組合だけのものではありません。これらの活動にご協力くださっている全ての関係者様のお力添えがあってのことです。共に喜びを分かち合っていただけたら幸いです。
まだまだ未熟だと思っていますので、今後ともご指導の程よろしくお願いします。
高知県木の文化賞を受賞しました
ウバメガシを後世に残す山づくりの取り組みや植樹活動、またそれが高校生たちにとっての教育の場となっていることらが評価され、高知県の『木の文化賞』を受賞いたしました。
賞をいただいたことで、この取り組みが高知県全体に波及していくことを願っております。(2020.03)
●高知県 『木の文化賞』について
●私たちの取り組みへの評価はこちら〜「木の文化を実線している人達の部」
高知新聞に掲載
備長炭組合のメンバーが高知新聞の取材を受け、その記事が掲載されました。
私たちがやっていることは地道な作業ではありますが、種をまかないことには何も生まれません。これからも将来を考えた山づくり、メンバーでチカラを合わせ真剣に取り組んで参ります。(2020.01)
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取り組みを紹介いただきました
高知県大月町公式Channelの住民インタビューを受け、いろいろお話をさせていただきました。
植樹祭(里山への植栽事業)を2012年より毎年開催しています
各関係団体、幡多農業高校の生徒さんや先生のご参加・ご協力をいただき、毎年里山への植栽事業としてウバメガシの苗木を大切に植栽しています。
ウバメガシの苗木づくり「どんぐりを拾って→苗木に育て→山に戻す」
山を歩いてはドングリを拾います。そのドングリを発芽させて、苗木に育てます。そしてまた、その苗木を山へ戻します。全ては大月町の未来のために。 ウバメガシの苗木を育てるための育苗場を作っています。森林技術センターと幡多林業事務所の方から指導を受けながら苗木をつくっています。
苗木から地植えへ。畑での育成も順調です。
ウバメガシの山づくり
春先に伐った木から、新しい芽が順調に伸びています。こうして山は新しく育っていきます。関係団体のみなさんと山へ入り、調査や検討会も行っています。
大月町の小学生の製炭学習、体験学習を開催しています
未来を担う子ども達に、備長炭ができるまでのお話や炭窯での体験学習を通して、製炭業について知ってもらえる取り組みを行っています。限られた資源を大切にする取り組みなどについてもお話しています。